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絶対無痛分娩!と心に決めていた私が自然分娩にした結果

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「子供を産むなら絶対無痛分娩!痛いのなんて無理!」

私は昔からずっとそう考えていました。

結果的に自然分娩で息子を出産したのですが、最近友人が妊娠し、彼女も昔の私と同じ事を言っています。鼻からスイカとか、痛みで意識もうろうとか、初産だとどんなに痛い体験なのか考えるだけでゾッとしますよね。今回は無痛分娩にするか悩んで自然分娩にした私の体験談をつらつらと書いていきたいと思います。

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1.妊娠発覚!無痛分娩が出来る産院を探す

最近なんだか体調がおかしいな、もしかして……と思い、早速診察を受ける為に産婦人科探しをネットでしました。その時には絶対無痛分娩!と思い自然分娩をする気はゼロでしたので、無痛分娩ができる産婦人科を探して診察へ。

妊娠している事が発覚しました。

2.無痛分娩をやんわりと断られる

妊娠が発覚し、何度が診察に通ったのち、無痛分娩について先生に聞いてみました。すると、「うちではほぼ皆自然分娩か帝王切開で出産している」とやんわりお断りされたのです……!

え?うそ?無痛分娩できないの?痛みに耐えなきゃいけないの?

軽くパニック状態になりました。もう出産前の一時金10万円納金しちゃったよ?今からキャンセルだと10万円無駄になるの?痛みに耐えるか、10万円を諦めて別の産院にするか悩む日々が始まりました。

3.自然分娩への覚悟を決める

ずっと悩んでいました。会社の出産経験者に尋ねると「安産だったからか以外と痛くなかったよ」と言われたり、年配の方に聞くと「出産の痛みは過ぎると忘れちゃうんだと」と言われたり。

もしかしてそんなに痛くないのかな?私気にしすぎ?

でも痛みでうわ言とか言いそう……痛みに強くないタイプだから心配でした。その事を夫に相談すると「地球上の女性が耐えられる痛みで、昔は皆自然分娩で出産していたんだから大丈夫じゃない?」と。

地球とか、昔とか、そういうレベルの話をされたらなんだか自分1人で悩んでいるのがちっぽけな感じがしてきてしまい。じゃあ自然分娩はどの程度の痛みなのか体験してみてやる!と負けず嫌いな私は自然分娩することを決めました。(夫は↑の発言の後「産む人が決めていいと思うよ。お金のことは気にしないで。」と言っていました。夫の名誉の為に書いておきます。笑)

4.自然分娩の痛みの程度は

自然分娩を決めた後も、結局はびくびくと怯えていました。陣痛の途中で「無痛分娩にするべきだった~!!」と思ったらどうしよう……とか。最終的には考えないようにしていましたね。なるようにしかならない!と。そうこうしてる内に運命の日が訪れたのです。

まず、当日の朝におしるしがありました。そして午前の診察後、じわじわと痛みが……!ただ最初はお腹を下した時の様な腹痛に波があるだけでした。その内に痛みの感覚が増して、痛みのある時はうずくまっていました。(耐えられなくはない程度の痛みですが、うずくまると楽だった)

その後色々あり、入院が決まり病室で陣痛との闘いが始まったのです。痛みがどんどんと増してくるのですが、波があるので痛みが引いてる時は普段と変わらず笑顔で話せました。痛みを例えるなら、かなり重い生理痛の様な感じです。普段から生理痛が重い方は意外と平気かもしれません。

私は普段から生理が重いから平気だったのか、はたまた食い意地が凄いからか、陣痛に苦しみながらも病院食を完食。そして金曜ロードショーのルパンを観ていました。(助産師さんに驚かれました)

当日は何故か他の妊婦さんも産気づく方が多く、助産師さんの手が回らず出産のギリギリまで夫と二人で陣痛をしのぎました。夫も初めての立ち合い出産でどうしていいか分からず困っていましたが、たまに来てくれる助産師さんのマッサージを見よう見まねでしてくれたので非常に助かりました。もちろん助産師さんのテクニックが見よう見まねで完全に真似出来る訳がないので、痛みが引いているタイミングでこうして欲しい、ああして欲しいと伝えながら。

そうしている内に破水しました。これが予想外に気持ちが悪かったです。お腹の中にある水風船が弾けて漏らしてしまった様な感覚で生暖かくて、破水から始まるパターンだったらさぞかし慌てただろうなぁと思いました。

いよいよ終盤です。汚い話ですが、便意のようなものを感じました。ああ、もう産まれるんだと察しました。しかし、分娩室が空かないということでいきむのを我慢しなければなりません。これが辛かったです。出ちゃう!出させてくれ!漏れる!という感覚。あらかじめ用意してあったテニスボールをお尻に当てて貰い、なんとか凌ぎました。テニスボールお勧めです。ぐっと押して貰うといきむのを我慢できます。

それから分娩室が空き、無事出産しました。もう最後の方は痛みより「早く出したい!」という気持ちの方が大きかったです。ちなみに、会陰が裂けていたらしいので(気づかなかった)縫ってもらいましたが麻酔が効いていたので全く痛くなかったです。ただ縫われる感覚はなんだか糸が引きつる様な感じで、あまり気持ちの良い物ではありませんでした。

5.産んだら終わりという訳ではなかった

無事に出産を終え、やっと終わった……と思ったのですがそうでもなかったです。

辛かったのが悪露と裂けている部分の傷の痛み。数日はトイレとシャワーが怖かったです。傷は退院間近の頃には落ち着いてきましたが。産まれたばかりの息子の世話と、予想以上にボロボロになった自分の身体。慣れない入院生活。正直きつかったです。

また、家族や親戚の面会や、母乳サロンにて授乳の指導(上手く飲めず1日8回来てくださいと言われる)、沐浴の指導等やることが余りにも多すぎて大変でした。しかも産後ハイで興奮が醒めないのか寝られない!退院して落ち着いた頃にやっと眠れる様になりました。授乳があるのでそんなに長くは寝ていられないのですが……。やっぱり自宅が1番ですね。

話が脱線しましたが、個人的には自然分娩の痛みは酷い時の生理痛程度でした。ただ、出産に掛かった時間が5時間と初産にしては短め かつ、子供の体重がギリギリ2500g以上の小柄だったのであまり辛さを感じなかったのかもしれません。ちなみに私自身は身長150cmで小柄な方です。妊婦さん自身の体系とお子さんの体重、出産に掛かる時間によって辛さが変わってくると思います。

こればかりは実際にその時になってみないと分からないので、私自身としては「全然大丈夫!わざわざ無痛分娩にしなくても大丈夫よ~」なんて無責任には言えないなぁ……という感じです。同じ痛みの程度でも1日2日……と長く掛かったら辛いと思いますし。

ですので無痛分娩を希望している方は、産院に問い合わせて無痛分娩が出来る事をきちんと確認し(重要)出来るだけ不安を取り除いた状態で出産を迎えてみてはいかがでしょうか。

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