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パレス・メイヂ第1巻のネタバレ・感想

パレス・メイヂが遂に完結しましたね。個人的にはもっと長く続いてほしかったんですが、仕方ありません。久世番子先生の次回作にも期待したいところです。ということで、単行本の第1巻から振り返って、あらすじと感想をまとめていきたいと思います。

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概要

明治時代をモデルとした架空の時代、架空の国で少女帝に少年侍従が仕える話。

貧乏貴族の少年美園公頼は、帝の暮らすパレス・メイヂに出仕として働きに出ることになる。パレスは、女官の取りしきる奥御座所と侍従の取りしきる表御座所に分かれており、その間を取り継ぐのが少年出仕の役目だった。

主な登場人物

美園公頼(みそのきみより)

本作の主人公。子爵家の次男ながら当主である兄の放蕩三昧で貧乏生活。成金と結婚させられそうになる姉を救うため、侍従職出仕(見習い)としてパレスに働きに出ることになる。学校の成績は中の中だが、鋭い洞察力を持つ。

彰子(あきこ)

本作のヒロイン。今上帝であり、明慈帝の第一皇女。先代の明慈帝の急死を受け、幼い異母弟に代わって即位する。気位は高いけれど、子供っぽいところもある。

鹿王院宮威彦(ろくおういんのみやたけひこ)

主人公の恋敵。彰子の元婚約者。彰子が帝に即位したことにより婚約を解消されるが、未だに思いを寄せている。

ここから先はネタバレを含みますので、ご注意ください。

あらすじと感想

舞台が明治時代をモデルとしているということで、個人的にはドストライクの時代設定です。奥御座所は男子禁制で女官と侍従職出仕のみしか立ち入れず、表御座所との間の渡御廊下は、帝と侍従職出仕のみしか通ることができないというのも面白い。侍従職出仕のみは、表と奥どちらにも出入りすることができるため、それぞれ違った角度からパレス全体を見られるという点が、其ノ二で泥棒を捕まえる際には生かされてます。また、渡御廊下では帝と2人になるシーンが作りやすいのもこの設定の利点ですね。

其ノ一

あらすじ

  • 貧乏貴族のため、姉の静子が成金と結婚させられそうになる
  • それを止めるため、美園がパレスで働くことになる
  • 勅作の皿と画帖が何者かに壊される
  • 美園に嫌疑がかかる
  • 美園が彰子に自分の仕事場の不始末で壊したため、命で償うと言う
  • 彰子が美園を止め、自分が壊したと白状する

感想

美園がパレスで働き始める話。美園は真面目な性格ですが、帝相手に芝居を打つ大胆さを兼ね備えていることがわかります。彰子はというと命で償うという美園を焦って止めに入って足を踏み外すなど、気位は高いけれどちょっとドジっ子な一面も垣間見えて可愛いですね。私には、あの魚は鯛にも鮎にも見えませんでしたが、戯れで作ったものをありがたがって飾られてしまうというのは身分の高い人は生きづらそうです。

其ノ二

あらすじ

  • 渡御廊下を通るたびに彰子がため息をついていることに美園が気づく
  • 彰子から女官に下賜された品々が何者かに盗まれる
  • 美園はため息をつく彰子を気遣い渡御廊下で2人で休む
  • 美園は犯人(犯犬)を、捕まえる
  • 褒美に指輪をもらう

感想

渡御廊下を通るたびにため息をついている彰子を、美園が気遣い2人で廊下で休みます。それまで彰子は自分の住むパレスの中でさえ、息をつく場所など無かったのでしょうから、美園の提案はとても魅力的だったのではないでしょうか。そこには、子供のように笑顔で廊下を走り回る彰子の姿が…。

泥棒も名推理でしっかり捕まえて、褒美に指輪をもらいます。あとで出てきますが、元婚約者に貰った指輪を男にあげるのは、もらった方としては複雑過ぎますね。そんなのどうすりゃいいんだよ。あげた彰子もどんな気持ちであげてるんだろう。多分なんとも思ってないからあげられるんでしょうね。

其ノ三

あらすじ

  • 其ノ二から2年が経過する
  • 鹿王院宮が彰子の元婚約者だと知る
  • 自分が貰った指輪が鹿王院宮からの贈り物だと知る
  • 鹿王院宮が結婚話に意義を唱えるためパレスを訪れる
  • 強引に彰子に迫ろうとするが、美園が間に入り止める
  • 風邪を引いていた美園が倒れる

感想

其ノニから二年後の話。美園は、元婚約者の存在と彰子にもらった指輪がその元婚約者からの贈り物だと知る。そんな中、鹿王院宮が参内し、彰子に迫る中、美園が立ちはだかります。

「この杉戸より先男性は入れません」

ここに来て、この設定が大活躍ですね。鹿王院宮が戸ごしに愛の告白をするも、美園が間に入って彰子を守ります。宮様に向かって「お帰りください」って言っちゃう美園は度胸あり過ぎです。私なら怖くて帰れなんてとても言えませんね。その後、しっかり忠告されますが…。鹿王院宮の目つきが怖すぎます。

其ノ四

あらすじ

  • 入院している間に、出仕を辞めさせられる
  • 彰子は女官長に美園のことをどう思う問われ、好きだと答える
  • 美園は17歳になるまで下働きすることに
  • 鹿王院宮が彰子との謁見中に美園を呼ぶ
  • 彰子は美園が好きだと伝えるが、美園の自由を奪ってしまうため、別れを告げる
  • 返答しようとした美園を鹿王院宮が無礼だと止める
  • 彰子は渡御廊下に美園を引き入れ、先程の返答を問う
  • 美園は彰子を慕っていると伝える

感想

其ノ三の最後で、倒れた美園。風邪からの肺炎で2ヶ月入院って結構重症です。完全に庭で寝たのが悪かったですね。鹿王院宮は、美園が邪魔に入ったことで、美園の彰子への気持ちに気がついたのでしょう。侍従長経由で出仕を辞めさせようとします。帝が女性なのでたしかに鹿王院宮の言い分ももっともだとは思いますが…。当然、奥御座所にもその情報は入り、女官長が美園の事をどう思うのかと確信に迫る質問を彰子にします。彰子はというと、あっけらかんとした態度で好きだと答え、女官長を驚かせます。まじめで、度胸があって、気遣いまでできれば、そりゃ気に入られますよね。自らを籠の鳥と考えていた彰子は、寵愛することで、自分が籠の側にもなり得ることに気が付きます。好きな相手だからこそ、相手の自由を奪ってまで自分の側において良いものか難しい選択です。

一方美園は、出仕が続けられないため、17歳になるまで下働きをすることになります。そんな中、美園は、鹿王院宮と謁見中の場に呼ばれます。御簾を下げさせ、自分との立場の違いをわからせようとする鹿王院宮は、かなり意地悪ですね。彰子は、美園を籠の鳥には、できないとの結論を出し、好きだと告白するも別れを告げます。美園は返答しようとするも鹿王院宮に無礼だと止められ、苦渋の表情です。答えられてさえいれば、通じ合えただけに、やりきれない気持ちですね。

月日は流れ新年、美園の下働きもあと数日となった日。彰子は美園を渡御廊下に引き入れ、あの時の何と答えようとしたのか尋ねます。美園は、彰子を慕っている、籠の鳥ではなく、籠になりたいと伝えます。

祝賀の儀で、裾持ちに美園が出てきて周りの人のきょとんとしている中、嬉しそうな顔の彰子が印象的ですね。鹿王院宮もあまりの出来事に上手く笑えてない感じがします。最後の美園と彰子掛け合いは、なんだかほっこりさせられますね。なんだか最後は、これで完結でも良いくらいキレイにまとまっていますね。

でも、まだ続きます。

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パレス・メイヂ第2巻のネタバレ・感想

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